はじめに:「税務調査って、副業にも来るの?」
副業を本格的に続けていると、
「これって税務調査の対象になる?」
「帳簿、適当にやってて大丈夫かな…」
といった不安が出てきませんか?
副業でも、一定条件を満たせば税務調査の対象になる可能性は十分あります。
今回は、副業でトラブルを避けるための帳簿管理・税務知識を整理しておきましょう。
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税務調査が入りやすい副業の特徴
✅ 所得が年間300万円以上ある
✅ 青色申告をしている(帳簿提出が前提)
✅ 経費が多すぎる・収支バランスが不自然
✅ 同じ振込先から継続して入金がある(=事業性あり)
📌 一度も税務調査を受けていない個人事業主は、5〜7年に1回くらいの割合で選ばれることがあります。
帳簿管理の基本:税務署が見るのは「整合性」
副業に必要な帳簿とは、具体的には次のようなものです:
- 収入帳(いつ・どこから・いくら入ったか)
- 経費帳(何に・いくら・なぜ使ったか)
- 領収書・レシートの保存(最低7年間)
- 通帳やクレカの明細
✅ ポイントは「説明できること」
・明細に「Amazon 3,480円」→ 何を買った?副業に関係ある?
・交通費1,200円 → どこに行った?目的は?
すべて、誰が見ても分かるように整理することが重要です。
よくあるNG例(要注意)
❌ 経費をプライベートと混ぜる
❌ 家族の買い物を副業経費にする
❌ 現金収入を帳簿に載せない
❌ 複数年にわたって赤字申告(調査のきっかけになりやすい)
トラブルを避ける帳簿管理のコツ
✅ クラウド会計ソフトを使う(例:freee、マネーフォワード)
→ レシート撮影・自動仕訳が便利
✅ 売上と経費を1つの口座・クレカで統一する
→ プライベートとの混同を防げる
✅ 月1で記帳&レビュータイムを設ける
→ 「あとでやろう」は危険。溜めない習慣が命!
まとめ:副業も“事業”である以上、税務管理は避けて通れない
- 所得が増えるほど、調査リスクは高まる
- 帳簿は「見せるための資料」として整備する
- 経費のグレーゾーンは、税務署が厳しく見てくる
しっかりと記録し、整合性を保つことが
あなたの副業を守る最も確実な方法です。

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