はじめに:高配当株って本当にお得?
「高配当株に投資すれば、持っているだけでお金が入ってくる」
そんな魅力から、今高配当株に注目が集まっています。
ただし、配当が高い=良い銘柄とは限りません。配当だけを見て飛びつくと、株価下落や業績悪化のリスクもあります。
この記事では、初心者の方が安心して高配当株を選ぶための5つのチェックポイントを紹介します。
チェック1:配当利回りは3〜5%が目安
配当利回りとは「株価に対する年間配当金の割合」です。
例:株価1,000円で年間配当が50円 → 配当利回り5%
📌 5%以上の高利回りは魅力的に見えますが、要注意です。
→ 業績悪化で株価が下がって利回りが高く見えているだけ、という場合も。
チェック2:配当が「継続的に」出ているか?
一度だけ高配当を出して、その後は出さない…そんな銘柄もあります。
✅ 過去5年〜10年にわたって、安定的に配当を出している企業は信頼度が高いです。
→ 例:商社、通信、インフラ、食品などの「安定業種」はチェック!
チェック3:配当性向を確認しよう
配当性向とは「企業の利益のうち、何%を配当に回しているか」です。
- 目安:30〜50%が適正
- 高すぎる(80〜100%超)は、今後の減配リスクが高い
企業が無理して配当を出している場合、将来の減配や経営不安の可能性もあるので注意です。
チェック4:業績が安定しているか?
高配当株でも、業績が不安定なら株価が下がるリスクがあります。
✅ 売上・営業利益・純利益が右肩上がり or 安定しているか確認しましょう。
→ 四季報、IR情報、証券会社の企業ページでチェック可能です。
チェック5:減配・無配の履歴がないか?
過去に「減配」「無配(配当ゼロ)」をしていた企業は要注意です。
一度でも減配した企業は、今後も再び配当を止める可能性があります。長期保有を考えるなら、配当実績の信頼度は大切です。
おすすめの高配当業種(2025年注目)
- 総合商社(例:三菱商事、伊藤忠商事)
- 銀行・保険(例:三井住友FG、第一生命HD)
- 通信(例:NTT、KDDI)
- エネルギー(例:INPEX、J-POWER)
※上記はあくまで業種の例であり、購入を推奨するものではありません。
まとめ:高配当株は“利回り+安定性”で選ぼう
高配当株は、長期で持てば安定したキャッシュフローを生む魅力的な資産です。
ただし、「配当利回りが高いから」といって飛びつくと失敗の元。
以下の5つのポイントを意識して選びましょう。
- 配当利回りが極端に高すぎないか?
- 安定して配当が出ているか?
- 配当性向が無理な数値ではないか?
- 業績が安定しているか?
- 減配・無配の履歴はないか?
少しの知識と注意で、投資のリスクを大きく減らせます。
ぜひ、ご自身の投資スタイルに合わせて、堅実な高配当投資を始めてみてください。
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