はじめに:「この会社の株は買いなのか?」を判断するために
株式投資には、「チャート」や「テクニカル指標」など、いろいろな判断材料があります。
でも、企業の“中身”をしっかり見るために大切なのが、ファンダメンタル分析です。
✅ ファンダメンタル分析とは?
企業の業績や財務状況、将来性などをもとに、
「この会社は価値があるかどうか」を判断する方法です。
株価が一時的に下がっていても、本来の価値(企業の実力)が高ければ、将来的に株価は戻ると考えます。
ためて、ふやして、進化する。ひふみ投信
✅ 初心者がまず押さえたい3つの指標
✅ ① PER(株価収益率)
- 計算式:株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)
- 意味:“株価が割高かどうか”の目安になる指標
📌 一般的に「PERが低い」=割安、「高い」=割高とされる
ただし、業種によって平均が異なる点に注意。
✅ ② ROE(自己資本利益率)
- 計算式:当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
- 意味:“会社が株主の資本をどれだけ効率的に使って利益を出しているか”
📌 ROEが高い企業は、経営効率が良く、株主への還元にも積極的な傾向があります。
✅ ③ 自己資本比率
- 計算式:自己資本 ÷ 総資産 × 100
- 意味:企業の財務健全性を見る指標
📌 自己資本比率が高いほど、借金に依存せず、安定した経営ができていると判断されます。
✅ ファンダメンタル分析は「企業を見る力」を育てる
数字の意味を理解できるようになると、
「なんとなく人気だから買う」から、
**「この会社には将来性があるから買う」**という判断ができるようになります。
✅ ファンダメンタル分析を始めるためのステップ
- 気になる企業のIR情報(決算資料)を見てみる
- 証券会社のアプリや四季報で指標をチェック
- 気になる数値(ROE・PERなど)をノートに記録
- 複数の企業を比較してみる
📌 難しい分析は不要。まずは数字に触れることから始めましょう。
✅ まとめ:企業の“中身”を見る力が投資の軸になる
短期的な株価は上がったり下がったりしますが、
企業の本当の価値は“数字”にあらわれます。
✔ PER → 割高・割安を見る
✔ ROE → 利益を生み出す力を見る
✔ 自己資本比率 → 財務の安定性を見る
これらを“ざっくり見られる力”を身につければ、
投資はもっと納得感のある行動になりますよ。

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